中小企業の社長がAIに任せていい仕事7つと、任せてはいけない仕事|事務と返信を減らす順番
公開 2026年10月22日|宝塚マーケティング事務所 代表 タカたび兄
事務や返信に追われて、お客さんと向き合う時間が取れていない。
そんな社長さんに、AIで時間を作ってほしくてこの記事を書きました。
「AIに任せても、一部の文章や画像を作ってくれるだけでしょ」
「仕事が早くなったりはしないんでしょ」
そう思っている方は多いです。
私たちは兵庫県宝塚市で、地域情報発信メディア「タカたび」を運営しながら、お店や会社のSNS集客とAI活用を支援しています。
毎日の発信も、事務の作業も、いまは1日8時間AIを使って回しています。
この記事では、私たちが実際にAIに任せている仕事を7つと、逆に最後まで人が決めている仕事をまとめました。
この記事の結論
- AIに任せていいのは作業です。予定の整理・議事録・返信の下書き・資料のたたき台・請求書・数字の集計・発信の横展開の7つ
- 人が決めるのは、順番・最終判断・送信・お金の確認・体験の中身です
- 始める前に、入力した内容が学習に使われない設定かを確かめます
- 最初の一歩は、1週間だけ自分の仕事の時間を書き出して、いちばん時間を取っている作業を1つAIに任せることです
AIを入れても忙しさが変わらない原因は3つ
AIを使い始めたのに、毎日の忙しさが変わらない。
そう感じているなら、原因は次の3つのどれかです。
- 文章や画像づくりで止まっている。 質問して答えをもらうところまでで、その先の作業をAIに任せていない
- どこまで任せられるかを、まだ知らない。 いまのAIは、ファイルを読んで、作って、整理するところまでできます
- 有料のプランを使っていない。 パソコンの作業を代わりに進めてくれるAIは、月3,000円ほどの有料プランでないと使えないことが多いです
私たちはAIを2024年から仕事で使っていますが、有料のプランへの課金は躊躇していました。
パソコンの作業まで任せられるClaude Codeを本格的に使い始めたのは、2026年7月からです。
最低でもここ2、3年は、AIを使いこなせるかどうかで仕事の差がついていきます。
だからこそ、今がチャンスです。
AIに任せていい仕事7つの一覧
まずは全体を見てください。
どの仕事も、AIがやることと、人が決めることを分けています。
| 仕事 | AIがやること | 人が決めること |
|---|---|---|
| 朝の予定とやることの整理 | 予定・やり残し・今日の一覧を作る | どれからやるか |
| 打ち合わせの議事録 | 議事録と、次に誰が何をやるかを出す | やらないこと |
| お客さんへの返信の下書き | 過去のやりとりを踏まえて下書きを保存 | 読み直して送る |
| 提案資料と打ち合わせの準備 | 前回の記録と相手の業界を調べて、たたき台を作る | 相手に合わせた最後の3割 |
| 請求書と入金の突き合わせ | 先月分を複製して日付を入れ替える・明細と照らし合わせる | 口座の明細を自分の目で確認 |
| 売上やホームページ、SNSの数字の集計 | 毎朝集めて、改善の案まで出す | どの案を採用するか |
| SNSやブログの発信 | 1つの話を媒体ごとに作り変えて予約する | 体験の中身と確認 |
朝の予定とやることの順番
毎朝、AIがカレンダーとやることリストを読んで、昨日やり残したことも拾い、今日の一覧を作ります。
締め切りが近いもの、人に確認してもらうもの、自分だけで進めるもの。
この3つに分けて並べてくれるので、朝いちばんに迷う時間がなくなりました。
ただ、今日どれからやるかを決めるのは人です。
経験や判断の差がいちばん出るのは、この優先順位の決め方です。
並べるのはAIに任せて、順番を決める力は社長が持ち続けてください。
打ち合わせの議事録と、次にやること
打ち合わせでは、最初にお客さんに「AIで議事録をとってもいいですか」と必ず確認します。
私たちはGoogleのAI、Geminiを使っています。
打ち合わせが終わると議事録が届き、それをAIで整理して、次に誰が何をやるかまで出します。
AIは、話に出たことを1つ残らず拾います。
その中から、やらないことを決めるのが人の仕事です。
お客さんへの返信やメールの下書き
文章をAIに作ってもらう方は増えてきました。
私たちはその一歩先として、自分の文体に合わせて、予定や仕事の進み具合、これまでのやりとりまで踏まえた返信の下書きを作らせています。
AIの仕事は、下書きに保存するところまでです。
送るボタンは、必ず人が押します。
相手との関係は、最後の一言で決まります。
下書きまではAI、送るのは自分。 この決まりを最初に作っておくと、安心して任せられます。
提案資料と打ち合わせの準備
打ち合わせの前に、前回の議事録や相手の数字をAIに読ませます。
相手の業界でよくある悩みも先に調べてもらい、話す順番と資料のたたき台を作ってもらいます。
ゼロから作っていた頃に比べると、準備の時間はぐっと短くなりました。
相手の会社の空気や、社長さんの温度感に合わせる最後の調整は、人にしかできません。
目安は、AIに7割まで作ってもらい、残りの3割に時間を使うことです。
請求書づくりと入金の突き合わせ
毎月の請求書は、先月の分を複製して、日付や月を入れ替えるところまでをAIに任せています。
入金の突き合わせも、銀行の明細と請求の一覧を照らし合わせる仕組みをAIに作ってもらいました。
ただし、お金の確認は絶対に人がやります。
AIが「入金済み」と出しても、最後は自分の目で口座の明細を見ます。
お金のミスは、信頼を一度でなくしてしまうからです。
売上やホームページ、SNSの数字の集計
ホームページを何人が見たか、どのページで離れたか。
インスタやThreadsで、どの投稿がよく見られたか。
これを毎朝AIが集めてレポートにし、「ここを直したらどうですか」という案まで出します。
どの案を採用するかは人が決めます。
数字だけ見ると正しそうでも、お客さんの顔を知っていると「それは違う」と分かることがあるからです。
数字を集める時間を、考える時間に変えてください。
SNSやブログの発信
私たちは、YouTubeの動画1本を、次の日にはポッドキャスト・X・Threads・note・Substackに形を変えて出しています。
媒体ごとに文字数も言い回しも変えて、予約まで済ませるのはAIの仕事です。
ただし、発信の中身になる体験や一次情報は、人がAIに伝えます。
実際に体験したこと、現場で使っていることがあるから、AIが書いても自分の言葉になります。
AIにゼロから書かせた文章は、それらしく見えても、読む人の心に残りません。
任せてはいけないのは「決めること」
7つの仕事を見ると、最後に決めているのは全部人です。
まとめると、任せてはいけない仕事は次の5つです。
- 今日どれからやるかの順番
- どの案を採用し、どれをやらないかの判断
- お客さんへの文章を送ること
- お金の最終確認
- 発信の中身になる体験
作業は極限まで楽をしていい。
その分、判断することと、お客さんと話して信頼を積み重ねることに時間を使う。
これが、私たちがAIと一緒に働くときの考え方です。
お客さんの情報を守る設定を先に確かめる
お客さんの名前や金額など、お金や個人にまつわる情報をAIに扱わせる前に、入力した内容がAIの学習に使われない設定になっているかを必ず確かめてください。
私たちは、Claudeは学習に使わない設定にしています。
Googleは会社向けのGoogle Workspaceで使っていて、学習には使われないようになっています。
便利さより先に、お客さんの情報を守る。
この順番は間違えないでください。
何から始めるか
いきなり全部を任せる必要はありません。
おすすめの始め方は、次のとおりです。
- 1週間だけ、自分が何に何分使ったかをメモする
- いちばん時間を取っている作業を1つ選ぶ
- その作業の「AIがやること」と「人が決めること」を書き分ける
- AIに任せて1週間回し、かかった時間を前と比べる
1つ回り始めたら、次の作業に広げていきます。
時間が空いたら、その時間でSNSやGoogleマップの集客に手を回せるようになります。
まとめ
- AIを入れても忙しさが変わらない原因は、文章で止まっている・任せられる範囲を知らない・有料プランを使っていない、の3つ
- 任せていい仕事は、予定の整理・議事録・返信の下書き・資料のたたき台・請求書・数字の集計・発信の横展開の7つ
- 人が決めるのは、順番・判断・送信・お金の確認・体験の中身
- 資料はAIに7割、人が3割
- 始める前に、学習に使われない設定を確かめる
よくあるご質問
AIは無料のプランでも十分ですか。
パソコンやITに詳しくなくても使えますか。
どのAIを使えばいいですか。
お客さんの情報をAIに入れても大丈夫ですか。
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